タイのドイトゥン地区の標高900〜1,350mという高地でタイ王室の「ドイトゥン開発プロジェクト」のティピカとカティモールです。

「ドイトゥン開発プロジェクト」は、タイの王室系財団法人メーファールアンが実施しています。ドイトゥン地区は、チェンライ県のミャンマーと国境を接するゴールデン・トライアングル地域に位置し、地域の人々は長年麻薬（アヘン）栽培で生計を立ててきました。
貧困に根ざした悪循環（知識の欠如、麻薬栽培、売春、エイズ蔓延）からの脱却を目指し、麻薬栽培からコーヒー栽培への転作を支援するこのプロジェクトを立ち上げたのです。

この豆を最初にテストで焙煎した時の感想は、豆には失礼ですが、「ホンジュラスに似ているな」というものでした。とにかく飲みやすい。まろやかで、ブレンドにしても他の豆の邪魔をせず、控えめで、おとなしい。浅めに煎れば素直に酸味。深めに煎ればそれほどコクを出さずに素直に苦味、そんな控えめでお利口さんな豆です。

縁の木では、無農薬、有機栽培、といった原産国の方たちの想いを伝える豆は、それをダイレクトに伝えてくださる企業・団体様と直接お取引できる場合のみ、扱っています。間に業者が入れば入るほど、原産国へ届くお金は減りますし、認証名やブランドを買うためにお金を使うことをもったいないと考えているからです。それだけ、買い付けてくださる方との信頼関係は重要になります。

2014年、このプロジェクトの「コーヒーアドバイザー」に任命されたコーヒーハンター Jos?. 川島良彰さんが苗作りから施肥、収穫、精選まで細かく指導され、高品質な豆へと成長してきました。私もこのプロジェクトに微力ながら加わり、タイに想いを馳せながら、焙煎したいと思います。

オーナーにお任せいただいた場合は、「バランスの良い中深煎り」で焙煎いたします。「引っ込み思案な優等生」のこの子を、よろしくお願いいたします！

1袋は生豆時200g（焙煎後175g前後）となります。
1袋400g以上のオーダーはお買い得の15%割引になっております。
400gはこちら→　https://ennoki.thebase.in/items/28045316

※豆の挽き方はご指定がなければペーパードリップ・コーヒーメーカー用でご用意します。抽出器具によって変更可能ですので、備考欄でご連絡をお願いいたします。
※ドリップパックご希望の場合は、別途100gで8個作成につき220円申し受けます。
↓1袋（200g 16杯分）ドリップパック作成はこちら
　https://ennoki.thebase.in/items/19578782